新型コロナウイルス対策を柱とする令和3年度補正予算は,同年12月20日,参議院本会議で与党などの賛成多数で可決,成立しました。
一般会計の歳出は,35兆9895億円で,補正予算としては過去最大となり,当初予算と合わせた同年度一般会計の歳出は,142兆5992億円に膨らみました。
同年度補正予算の主な内容は,以下のとおりです。
<新型コロナ対策>
●病床確保のための医療機関向け交付金 2兆314億円
●売上が減少した中小企業への事業復活支援金 2兆8032億円
●住民税非課税世帯に現金10万円給付 1兆4323億円
<経済再開と危機への備え>
●Go Toトラベル事業の再開 2685億円
●予約不要のPCR無料検査の拡大 3200億円
<新しい資本主義関連>
●マイナンバーカード保有者へのポイント付与 1兆8134億円
●半導体の国内生産拠点確保 6170億円
●18歳以下への10万円相当給付 1兆2162億円
●看護,介護,保育関係者の賃上げ 2600億円
今般の補正予算成立を受け,政府与党には,各種施策を早急に実施していくことが期待されます。
事業復活支援金の関連情報について,今後随時ご紹介申し上げますが,要件を満たす事業者の皆さまにとっては,貴重な給付金の支給になりますので,皆さまにおいても,今後公表される情報等に十分ご留意ください。