弁護士 清水 登
<経歴・職歴>
1975年 | 横浜市で生まれる |
1997年 | 司法試験合格 |
1998年 | 慶應義塾大学法学部法律学科卒業 第52期司法修習生 |
2000年 | 東京地方検察庁検事 以後,東京,名古屋,宮崎,熊本,松江,福岡の 各地検で捜査公判業務に従事 現場勤務のほか,約4年にわたり,法務省職員の研修を担う 法務省法務総合研究所教官,立教大学大学院法務研究科 (法科大学院)等の特任教授(派遣検事)として勤務 |
2020年 | 検事退官 税理士法人・経営コンサルティング会社での勤務の傍ら, 弁護士登録・税理士登録を経て,千代田区に法律事務所・会計事務所を開設。 2021年8月,豊島区に移転の上,清水法律会計事務所を開設し,現在に至る |
<論稿等>
- 「訴因変更の要否に関する一考察-平成13年決定の意義及び具体的射程-」・立教法務研究2016廣瀬健二教授退職記念 (https://core.ac.uk/download/pdf/293153935.pdf)
- 「犯人性が問題となる窃盗事犯における自白の信用性確保の在り方等」・捜査研究№800
<資格等>
- 弁護士(東京弁護士会60067)
- 税理士(東京税理士会豊島支部145091)
- 宅地建物取引士
- 認定経営革新等支援機関(認定支援機関ID107413015305)
皆さま,初めまして。弁護士の清水登です。ここでは,自己紹介をさせていただきます。
私は,横浜市で生まれました。幼少期に神奈川県の丁度真ん中付近に位置する伊勢原市に引っ越し,大学卒業までそこで暮らしていました。自宅から少し歩けば,野菜や果物を栽培する畑・ビニールハウス,樹木が生い茂る森林に行き着くような自然豊かな環境の中で,幼少期,少年期は伸び伸びと過ごしました。
大学は法学部に進学しました。しばらくはサークル活動などを楽しみましたが,そのうち自らの目標に向けて直向きに努力する日々が懐かしくなりました。この時点で法曹三者の特定の仕事に就きたいとの希望まではありませんでしたが,折角法学部で学ぶことになりましたので,法律を活かした仕事に就きたい思い,司法試験受験を目指しました。最後の1年間は,寝ている以外すべてを法律の勉強に充てるような,文字通り勉強漬けの毎日でしたが,何とか4年の秋に最終合格を果たすことができました。
2年間の司法修習を経て,検事に任官しましたが,その理由は,「捜査公判業務を通じて,多くの真面目な人たちが犯罪の脅威に怯えずに,安心して暮らせる社会作りの一翼を担いたい。」という思いと,大学で学んだ「刑事政策」という学問領域への興味が深く,各種犯罪の抑止や犯罪者の改善・更生に向けた法制度の企画立案等の仕事にも関わってみたいとの思いからでした。
任官後は,おおむね2年に1度の頻度で,全国転勤を繰り返しました。いずれの赴任地でも,ペアで仕事をする立会事務官を始め,多くの職員の皆さんに支えていただき,20年の検事生活を大過なく過ごすことができました。各地の警察当局や国税当局と協働して,多くの凶悪重大事件,贈収賄事件,選挙違反事件,税金事件等の捜査及び公判に従事し,多様な経験を積むことができました。
しかし,私は,20年の節目に退官し,民間人として第2の人生を歩むことを決意しました。そのきっかけは,退官の10年近く前にさかのぼります。その当時,私は,任官前に自ら思い描いていたキャリアを形成できず,来る日も来る日も犯罪者と格闘する暗澹たる毎日に疲弊し,自らの存在意義や生きる意味を見失いかけた時期がありました。
そのような折り,京セラを創業された稲盛和夫さんの「生き方」等の著作に接し,何度も貪るように読み耽りました。稲盛さんの「足るを知り,利他的に行動する。その実践を通じて,自らの心を高め,魂を磨くことが,我々人間がこの世に存在し,人生を生きる意味である。」旨の考え方に触れたとき,長い暗闇のトンネルの中において,遠い視界の先から差し込む一筋の光明を見いだしたような,救われた気持ちになりました。そして,稲盛さんが自ら想像を絶する苦労を重ねて京セラという一大企業を築くのみならず,盛和塾等を通じて,日々の経営課題の解決に真剣に悩み,あるいは,経営する自社をより良くしたいと真摯に願う多くの中小企業経営者の指導に当たられていることを知りました。
中小企業は,日本の全企業の約99%以上を占め,まさに日本経済を牽引する重要な存在です。我が国を取り巻く環境が厳しさを増すなかで,今後の日本経済の浮沈は,ひとえに中小企業の在り様にかかっているといって過言ではないと思います。稲盛さんの考え方や活動を知り,「中小企業のために何かお役に立てることはないか。」「法律の専門家として中小企業を法的にサポートし,その健全な成長・発展に貢献したい。」旨の思いを抱き,平日の帰宅後や休日の余暇を利用して,簿記会計・原価計算・マクロ経済学・経営学・会社法・各種税法等を独習する中でその思いが日増しに強くなって,残りの人生民間人として生きていく旨を決断した次第です。
これまで色々な苦難がありましたが,その都度,長年苦楽を共にしてきた妻や娘,実父母や義父母,先輩,友人らに励まし,支えてもらい今日の私があります。このことに日々感謝しながら,自己研さんに努め,関与先企業の皆さまや個人顧客の皆さまのために粉骨砕身尽力して,弁護士・税理士としての社会的使命を全うし,社会貢献を果たしていきたいと思っています。
皆さま,どうぞよろしくお願いいたします。
<家族>
- 妻,娘1人,チワワ2匹(いずれもメス)
⇒気が付けば,4人の女性に囲まれる幸せな状況でした。妻の適切な働きかけの賜物ですが,大学生の娘とも関係良好であり,本当にありがたいです。
<趣味>
- 愛犬との散歩,サウナ,読書
⇒空前のサウナブームであり,皆さまの中にもサウナファンは多いと思いますが,私もすっかりサウナの虜です。「サウナ→水風呂での冷水浴→外気浴」を数セット繰り返す,いわゆる「温冷交代浴」をすると,例えるなら,身体の中の全細胞が瞬時に生まれ変わり活性化しているような,最高の快感が得られます。私にとって,サウナは,健康の維持増進に欠かせない最高のリフレッシュ法です。
⇒読書は,ジャンルを問わず色々読みますが,「稲盛和夫さん」,元伊藤忠商事会長で駐中国大使を務められた「丹羽宇一郎さん」,ライフネット生命創業者で,現在立命館アジア太平洋大学学長を務める「出口治明さん」,曹洞宗徳雄山建功寺住職「枡野俊明さん」の著作は必ず読ませていただいています。
<尊敬する人物>
- 上杉鷹山
- 実父母,義父母があってこそ,今の私たち家族がありますので,身近なところで敬愛する人物は,実父母,義父母です。
⇒稲盛和夫さんの著作からは多くの学び・感動を頂きました。今では叶わぬ夢ですが,私も,当時の盛和塾等を通じて,稲盛さんから直接薫陶を受けたかったです。
<座右の銘>
- 「率先垂範」「人間万事塞翁が馬」